射出成形とは What's Injection Molding

射出成形とは

合成樹脂は大きく2種類に分けられます。

熱可塑性樹脂射出成形に適している

熱を加えると溶けてやわらかくなり、冷やすと固まる性質をもち一度硬くなっても
熱を加えると再びやわらかくなります。
イメージ = チョコレート
製品例 = 日用品・家電製品・自動車部品など

熱可塑性樹脂生成フロー

弊社では、熱可塑性樹脂(GFを含まない)を使用し、製品を成形しています。
※GF:グラスファイバー(ガラス繊維)

熱硬化性樹脂射出成形に適していない

一度固まると後で熱を加えても再びやわらかくなりません。

イメージ = クッキー
航空機用の構造材料・浴槽・シート用クッション材など

熱硬化性樹脂生成フロー

弊社では、熱硬化性樹脂を使用した射出成形は行っておりません。

射出成形

大量生産が可能で、製品仕上がりが良くさまざまな種類の樹脂に対応できる代表的な成形方法です。

  • 主原料

    主原料イメージ

    プラスチック原料は、用途にあわせて「着色料」などの添加材を加え、ペレットにすることで製品の材料となります。

  • 材料

    材料イメージ
  • 成形加工

    成形加工イメージ
  • 成形品取出し

    成形品取出しイメージ

射出成形基本的な1サイクル

①材料準備プラスチック材料(粒状)を加熱溶融させ、スクリューに溜めておきます。

②型閉じ・型締め可動側と固定側に取り付けられた金型を閉じ、締め付けます。

③射出ノズル(注射器の先のような部分)を金型に押し付け、溶かしたプラスチックを流し込みます。

④冷却金型内に充填された樹脂は冷却水により固化されます。

⑤計量連続成形のために、ペレットを溶かし溜めておきます。

⑥型開き金型を開きます。

⑦取り出し成形品を取り出します。